記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
共同運営は記事量が増え、執筆スピードが速くなることによるSEO効果が期待できます。
また、短期間で多くの記事を作れるので、サイトへの流入数(訪問者数)が増え、早期に収益化できるとメリットがあります。
ただ、共同運営はいろんな問題があり難しいものです。
共同運営のメリット、デメリットを知ったうえで共同運営をすれば、デメリットを最小限に抑えてアフィリエイトを軌道に乗せやすくなります。
難しい面もありますが、ぜひチャレンジしてみてください。
動画でも解説しているので、記事を読むのが苦手な方はご利用ください。
共同運営のメリット
共同運営は複数人で記事を書くので、執筆スピードが上がり、早く収益化ができます。
ブログやアフィリエイトサイトの収益化は最低でも60記事、最終的には300記事が必要です。
1人でサイト運営した場合、1記事20時間かかるとして、平日3時間の作業時間なら60記事を書くなら400日、土日を含めた日数計算だと560日が必要。
60記事 × 20時間 ÷ 平日1日3時間 = 400日(土日を含めた日数560日)
3人でサイト運営した場合、188日で収益化できる計算です。
60記事 × 20時間 ÷ 平日1日3時間 × 3人 = 134日(土日を含めた日数188日)
記事量が増えると利益額が増えやすくなります。
3人で記事を書くことにより記事量が増え、様々なキーワードからユーザーがサイトへ来るからです。
様々な記事を作れるのでユーザーの悩みを網羅的に解決でき、内部リンクを上手くはればサイト内をユーザーが回遊し、さらに売上UPを狙えます。
質の低い記事は逆にSEO的にデメリットが多いので、1つ1つ質の高い記事を作るのことが重要
新規記事の作成量・頻度が上がり、さらに記事の更新・リライトが頻繁にできるようになるのでSEO的にプラスです。
記事の更新や新規記事が作成されることにより、サイトの鮮度(サイトが生きている証拠)が上り、Googleにプラスの評価をしてもらえるからです。
新規記事の作成量や作成頻度、記事の更新頻度はSEOでは特に重要で、この頻度が高いだけで検索順位が上がりやすくなります。
逆に更新も新規記事作成もされてないサイトは、どんな大きなサイトでも徐々に検索順位が落ちます。
書いた記事を他の共同運営者がチェックしてくれるので、記事の質が上がります。
自分では気付けない文章の不備なども、違う視点で見てもらう事により見つけやすくなります。
また、記事のフィードバックをする側も勉強になるので、相乗効果で全体の執筆レベルUP!
それぞれの得意分野やノウハウで役割分担をすると、効率的なサイト運営ができます。
例えば、FXに詳しい人はFXの記事を書き、株に詳しい人は株の記事を書くなど、それぞれの特性に合わせて役割分担をすると効率的に記事を書けます。
ある分野について集中的に執筆することにより、担当者の専門知識が高まり質の良い記事が書けます。
- 記事の得意ジャンル
- 記事執筆のノウハウ
- 画像編集
- SEOの知識
- ワードプレスの運用
- サイトのデザイン
体調不良や家庭の事情などで、休んでも他の共同運営者がカバーしてくれるので安心です。
例えば交代で1ヵ月の夏休みを取るなんてこともできます。
これが1人での運営の場合は、なかなか休めません。
ASPやクライアントから急な記事の修正依頼が来る場合があり、旅行中もPCが必須です。
妻によく怒られましたね~(笑)
共同運営者がいると、モチベーションを維持しやすくなります。
モチベーション一時的に落ちても仲間に相談したり、仲間ががんばってることに刺激され、モチベーションを維持できます。
ブログやアフィリエイトの運営をしていて、一番きついのは孤独です。
そして、結果が出るかもわからない、作業を黙々と続ける不安感です。
アフィリエイトで利益を出した経験者が仲間にいると、儲かるまでの明確な道筋がわかるので、安心してサイト運営ができる
仲間の目があるので、さぼらず執筆を続けられます。
1人での運営だと、「気分が乗らない」、「やる気が出ない」、「明日やればいい」なんて理由でさぼります。
仲間がいるとさぼると怒られますし、仲間が新規記事を書いたら自分も書かなきゃという気持ちになり、自然と執筆のペースを維持できます。
自分が書いてない記事で利益が出るのは、とても嬉しいものです ^^
その記事が検索上位に上って、ガンガン稼いでくれた時は、脳汁がこぼれるくらい幸せな気分!
「何もしていないのに利益が出るって最高!」って人間のクズの考えが頭に浮かびます(笑)
共同運営のデメリット
作業量や質の面で、バラツキが出て確実にもめます!
副業か専業か、家族がいるか独り身かなど、環境によって作業できる時間が違うのが原因です。
また、その人のモチベーションやスピード感によっても作業量は変わってきます。
また、自分1人でもやり抜くという気持ちで、サイト運営をする方が気持ち的に楽です。
作業量が多い人は作業量が少ない人に対して不満が溜まります。
作業量が多い人の発言が通りやすくなり、作業量が少ない人に対してマウントを取ったり、圧迫したりします。
これを放置していると組織が崩壊するので、作業量が少ない人の報酬を調整したりするのが無難です。
もしくは、それを含めて大きな心で受け入れる度量が必要です。
今では、迷惑かけた分がんばると言って、意欲的に記事を書いてくれてます。
自分が書きたいように書いたり、サイトの色や機能を自分好みにすることができません。
合議制で決めるか、Topが決めたルールに従わないといけないので、自分の好きなようにやりたい人は、共同運営には向いてません。
合議制だと、我の強い人や声が大きい人の意見が通りやすく健全ではないので、上下関係をあらかじめ作っておくほうが問題なく運営できます。
もめたら、最終的な判断はAさんがするなど、最終決定権を持つ人(Top)を決めておきましょう。
利益配分のルールを明確に決めてないと、確実にもめます!
「言った、言わない」になるので、契約書に必ず書くようにしてください。
- 固定割合:3人なら33%ずつ
- 記事数:記事数が多い人が多くもらえる
- 書いた記事からの成果数:成果が多い記事を作った人が多くもらえる
記事数にすると質の低い記事を書く人が出てきますし、固定割合はがんばらなくてもお金が入ってくるのでサボる人が出てくる可能性があります。
それぞれのメリット、デメリットを考えて選択しましょう。
例えばですが私の場合、記事の執筆以外にワードプレスの管理やSEO対策の施策、ASPとの交渉などを担当しているので、執筆だけをしている他の共同運営者とは執筆量ではどうしても劣ってしまうからです。
共同運営はじめる前に決める事
記事を書くジャンルを決めるのと、アフィリエイト単価の事前調査は必須です。
ジャンルで見込める利益額や成功率が大きく変わるからです。
YMYL(Your Money or Your Life)のジャンルは初心者にはNGなジャンルなのでそれは避けましょう。
基本はアフィリエイト単価でジャンルを選びますが、できれば自分の知識が活かせるか興味のあるジャンルを選ぶのが正解です。
ジャンルが決まったら、目標とするサイトを決める必要があります。
検索上位にある、見やすく使いやすいサイトを真似ることで、自分のサイトも検索上位に来やすくなるからです。
真似ずにサイトを作ると、見にくいサイトや質の低い記事になりやすく、高い確率で失敗します。
サイトの見栄えや記事の書き方、文章校正などを真似る。記事の内容を真似るのはNG!
ジャンルや求める利益によって変動しますが、書く記事数は決めておきましょう。
例えばFXのジャンルで月商500万円を狙うなら60記事では無理で、最低でも300記事は必要です。
また、YMYLの分野なので記事の質も高くしないと、SEOで上位表示は望めません。
月商50万円を狙うなら記事量は、150記事ぐらいで大丈夫な場合があります。
中途半端な質の記事だと上位表示が難しいうえに、収益化まで時間がかかります。
いつまでに収益化するか決めておかないと、失敗する可能性が高まります。
仕事でもそうですが締め切りがあるから、締め切りに間に合うように考え行動します。
収益化するまでの期間を決めてないと計画も立てられず、行動も適当になり、結果失敗します。
あまりに長い期間を設定するとがんばれないので、1~2年以内の範囲で決めることをオススメします。
共同運営者との契約内容は事前にある程度決めておきましょう。
共同運営者の能力やサイト運営に割ける時間で内容は変わってきますが、ある程度決めてから交渉しないと契約合意まで時間がかかります。
- 利益配分
- 経費の負担割合
- 契約期間
- 業務委託内容
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契約書の必須事項
Topが50~60%取る体制が理想。
Topは基本的に他の共同運営者より知識や経験がある場合が多く、黒字化するまで運営費などを負担するために高い報酬割合にする。
共同経営者は最大20%の報酬割合が無難。
基本Topが負担。
他の共同運営者も負担する場合は、負担する人の報酬割合を引き上げる
- サーバー代
- ドメイン代
- テーマやプラグインの購入代
- 画像代
- 外注費用
- 記事作成に必要な書籍代や勉強代(セミナー代)
Topの指示に従い、与えられたキーワードについて記事を書く
記事作成数のノルマ(例:週に1記事)
作業時間のノルマ(例:平日5時間=週に25時間)
契約期間は1年間。その後は1ヵ月ごとの自動更新。
契約解除は双方からでき、契約更新の2週間前までに書面での通知が必要。
作業量が足らない、能力が足らない共同経営者との契約をいつでも解除できる状態。
Top以外の共同経営者は、いつでも切られてしまう可能性がある不利な条件なので、納得してもらったうえで契約をすることが重要(お互いの信頼関係が不可欠)。
自動更新による契約期間が短いので、共同経営者は契約を切られないよう常に努力をし、存在意義(価値)を提供しないといけない状態です。
「アフィリエイトあるあるで、稼げると働かなくなる」のを防ぐために適度な緊張感が必要で、それが契約解除をいつでもできる状態の契約です。
稼げるようになっても求める動き(作業をしてもらう)ことを説明し、稼げるようになって手を抜くなら、契約解除をすることを事前に説明しておくことが重要。
事前に説明していても絶対に忘れるし、もしくは、自分の都合の悪い説明は「聞いてない」と言ってくるので、契約書に記載しておくことが重要です。
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共同運営を続けるコツ
会社と同じでTop(社長)がいて、その下に共同運営者がいるのが望ましいです。
権利や立場が横並びだと意見をまとめるのが難しくなり、結局もめて組織崩壊につながるからです。
共同運営者の意見やアドバイスは参考にするが、最終的にはTopが決めて、それに共同運営者は従うということを、最初から共通認識として共有しなければいけません。
Topは常に他の共同運営者より、「知識、ノウハウ、作業量」を高く保ち、実力で他の共同運営者を従わせる必要があります。
自分より他の共同運営者のほうがTopにふさわしいと感じたら、勇気をもってTopの交代を提案してみよう。
最終的にその方が売上が上がり、取り分が増えるケースが多い。
共同運営者に過度に利益を渡すのはNGです!
実力に見合った報酬割合にしないと、その人の可能性を逆につぶしてしまう可能性があるからです。
少なくないけど、飛びぬけて多くもない割合が20%です。
100万円以上の報酬を得ようとするなら月商500万円が必要なので、自然と記事量や記事の質にこだわり努力を続けます。
それ以上の割合にしたい場合は別サイトを立ち上げ、その共同運営者がTopになって、経費などのリスクを引き受けてもらうようにしましょう。
リスクを取るから報酬割合が高い!リスク無しに高報酬はありえない。
共同体としての理念や信頼が重要です。
信頼関係がなければ共同運営者との契約自体が成立しませんし、理念がなければサイトの方向性がバラバラになり、統一感のないサイトになってしまいます。
サイトのコンセプトをしっかり決め、共同運営者との強い信頼関係を構築してから契約を結びましょう。
Topは「失敗したら全ての責任と経費は自分が持つ!」という、気持ちでいないと上手くいきません。
また、「この人は絶対に裏切ったり、見捨てたりしない」と共同運営者に思われないと利益配分等でもめます。
Topは常日頃、誠実な態度と行動を心がけましょう!
各人の得意・不得意に合わせて役割分担をしましょう。
記事を書くのが得意な人もいれば、ワードプレスのデザインや画像の作成が得意な人もいます。
その適正に合わせて、仕事や業務を上手く振り分けるのが、共同運営を上手く回すコツです。
共同運営者の1人1人がいずれは、別々のサイトのTopになることを前提に動いたほうがいいので、全ての業務ができるように教育をしていきます。
- 記事の書き方
- 見出し候補の作成
- 画像編集
- SEOの知識
- ワードプレスの管理
Topが負担し、共同運営者の負担は0円にするのが一番上手くいきます。
通常、共同運営者は普通のサラリーマンなので、経費などでお金が出ていくことに慣れていません。
これは大きなストレスになり、不満や焦った行動(質の低い記事の量産)につながります。
なので、金銭的な不安を取り除いてあげることが、共同運営を円滑に回すコツになります。
共同運営者が会社を運営したことがある人や、金銭的に余裕があり、負担をある程度引き受けてくれる場合は、その分報酬割合を上げましょう。
アフィリエイトもビジネスなので、当然最初は赤字経営になります。
共同運営にかかる費用
サイトの維持費自体は年間2万円程度ですが、画像代の費用が多くかかります。
画像を無料のサイトで取得すれば0円にできますが、SEO的にデメリットが多いのでやめておきましょう。
画像は購入して他のサイトとの差別化、サイトの信頼度を上げるための費用として受け入れましょう。
- ドメイン代:年に2,000円
- サーバー代:年に15,000円
- テーマやプラグインの購入代:15,000~30,000円
- 画像、アイコンなどのキャラクター代:12~24万円
*画像を購入して本格的にサイトを運営する場合
*無料の画像サイトを使う場合は0円だが、SEO的におすすめしない - 外注費用
- 記事作成に必要な書籍代
- 勉強代(セミナー代)
共同経営の仲間の集め方
アフィリエイトのオフ会やリベシティなどで知り合った、方向性や価値観が同じ人と実際にいろんな企画やイベントをしてみて信頼できると思ったら共同運営に誘う。
「自分から考えて行動する」人と組まないと価値観やモチベーションの違いからもめる可能性があります。
共同運営の実例
私の場合は集める目的はなかったのですが、困っている人を助けようとしたら結果的に共同経営になりました。
Aさんはアフィリエイトの本を1冊買って、ペラでページを量産すれば、儲かると思っていた。
路頭に迷うと思ったので、記事単価を2円に上げて、記事作成のノウハウを提供。
その後、記事作成が思うようにいかず生活に困ってたので最低20万円を補償して記事作成に専念してもった。
売上の85%を取り分にしてあげて、以後半年ごとに10%ずつ取り分が落ちる契約を結び、現在に至ります。
フリーランスとして自分のサイトを作りながら、ライティングで稼ぐと言っていたが すぐに生活に困窮すると思ったので共同運営の話を提案。
私がコンサルしていた会社の元社員である程度のライティング技術・知識があるので、最低保証30万円で契約し現在に至る。
売上 | 報酬 |
0~100 万円 | 10% |
101~400 万円 | 15% |
400~500 万円 | 16% |
501~600 万円 | 17% |
601~700 万円 | 18% |
701~999 万円 | 19% |
1000 万円以上 | 20% |
トップが共同運営者に最低限求めるもの
「一緒にやりたいと思える人かどうか」が重要!
- 教えたことを素直に実行する
- 記事のフィードバックを素直に受け入れ、次の記事に反映させる
- 記事の納期(ノルマ)を守る
- 指示されたことを、実行する
- 打ち合わせの時間を守る
- 自分が最優先なので、自分の都合で考え行動する
- 恩を仇で返す人はNG
共同運営で揉めやすい事例
契約書で利益配分を最初に決めておかないと必ずもめます。
特に儲かりだしてからもめるので、しっかりと報酬割合を事前に決めましょう。
「自分は今週3記事も書いたのに、Aさんは1記事しか書いてない!それで利益の折半は納得できない」なんてことはよくあります。
各個人が最低限する作業量をあらかじめ決めておきましょう。
- Aは時間がかかっても記事の質を重視して、1~2年後に毎月利益が50万出ればOK
- Bは半年後には10万円が欲しい。だから毎週5記事書いて、3ヵ月後には100記事にしたい
- Topが1人、その他の共同運営者はTopの判断に従う体制
- 共同運営前にサイトの方針、理念を説明し、それに従える人だけを共同運営者として雇う
- 意見やアドバイスは聞くが最終判断はTopが行い、それに他の共同経営者は従うことを、最初に確認しておく(納得してもらう)