ドメイン移管は必須ではない
中古ドメインを初めて使う方や、ブログ初心者の方がよく錯覚するのは、ドメインを購入したら、自分が契約しているレンタルサーバーに移管しなきゃいけないと思い込んでいる方が多いですが、これは大きな間違いです。ドメインは移管しなくても、契約した任意のレンタルサーバーで使うことができます。
ドメインの移管方法はこちらの記事をご覧ください
ドメイン移管はどんな時にするの?
ドメイン移管と聞くと、「レンタルサーバーを変更すること」と勘違いされがちですが、ドメイン移管はドメイン管理業者(レジストラ)を変更することを指します。ではレジストラを変更したいときとはどんなときでしょうか。
ホスティング(レンタルサーバー)とレジストラの統一
ホスティングとは通信事業者のことをいいます。通信事業者が所有するデータセンター内に設置されたサーバーをインターネット経由でレンタルすることをホスティングサービスといいます。ホスティングサービスにはエックスサーバーやConoHa WINGなどがあります。
レジストラとはドメイン管理業者のことをいいます。レジストラがユーザーからドメインの登録申請を受け、レジストリに登録を行うことでドメインを登録することができます。
最近ではレンタルサーバー上からドメインの登録申請も行えるため、ホスティングとレジストラが同じことが多いですが、このホスティングとレジストラは必ずしも同じわけではありません。中古ドメインの場合は販売業者(リセラー)ごとに利用しているレジストラが異なるため購入時には日本国外のレジストラが管理しているケースもあります。
ホスティングとレジストラを統一することで1つの管理画面でサーバーとドメインが同時に管理できるため、シンプルに管理が楽になります。サポートについても同じことが言えます。別々に管理しているとなにか不具合が起きたときなど、ドメインはレジストラに、サーバーはホスティングに問い合わせなければならないなど、煩雑な作業が発生します。
また、ドメインの利用期限は基本1年間です。それ以降もドメインを利用する場合には更新手続きが必要になりますが、ドメインとサーバーを統一しておくことで更新と支払い管理が統合され期限切れリスクを軽減できます。
ドメインの維持費用
レジストラによってドメインの設定価格、更新費用が異なります。一部のレジストラは登録時には低価格で提供し、更新料を高額に設定しているケースがあります。一方で登録料が高くても、更新料が安価なレジストラもあります。
登録料が安価なレジストラで登録し、更新費用の安価なレジストラにドメインを移管することで維持コストを削減することもできます。
ドメインはICANNの規定により、レジストラが登録してから60日間は他のレジストラにドメインを移管することができません。
購入した中古ドメインをすぐに使う
ネームサーバーを変更する
各レンタルサーバー側で設定しているネームサーバーに変更することで、面倒な手続きを行うことなくスムーズに購入した中古ドメインを使うことができます。
ネームサーバー設定
マイページのサイドメニュー「購入済ドメイン」をクリックします。
ネームサーバーを設定したいドメインの「NS」をクリックするとネームサーバー変更画面に遷移します。
NS欄に各レンタルサーバーで設定されているネームーサーバーを入力してください。
入力完了後「ネームーサーバー変更」をクリックしてください。
ドメイン設定
ネームサーバー設定後はレンタルサーバー上でドメイン設定をしてください。
以上の手順を踏むだけで面倒なドメイン移管を変更しなくてもドメインを利用することができます。