株式会社Rのエンジニアとして、弊社が取り組んだドメイン導入事例をご紹介致します。
株式会社Rとは
「全ての人に感動を!」を社訓として掲げ、2009年10月に北海道札幌市にて創業、地場を中心として広告代理業・システム開発事業を展開。
システム開発事業の一環として、WEBサイト制作・SEO内部外部対策事業も行う。
近年は上記で培ったノウハウを活かしライバー事業・SNSマーケティング事業も行い成果を上げている。
古くよりクライアントWEBサイトやサービスの立ち上げに中古ドメインを活用しGoogle検索特定キーワード1~3位、1ページ目表示など高い成果を上げている。
サーバーの設定やコードの細部まで把握した上で提案する内部施策と高ランク中古ドメインを大胆に活用した外部対策が特徴。
導入背景
兼ねてよりクライアントWEBサイトへ中古ドメインを活用したSEO対策を実施しており、成果を上げていたが、中古ドメインの調達先が定まらず、問題となっていた。
2021年8月に弊社代表がリユースドメイン(当時ウルトラドメイン、運営:中沢商事株式会社)より25点の中古ドメインを購入。サテライトサイト用として外部施策に利用し、成果を上げる。
- 弊社購入基準値を満たす高ランクドメインが販売されていた事
- 販売在庫が豊富かつ安定した新規ドメインの入荷があった事
- 販売ドメイン全体として競合他社と比較して購入し易い価格帯であった事
上記3つの理由により、2022年2月にリユースドメイン(運営:ライトセンド株式会社様)と中古ドメインの継続的媒体契約を締結した。
2023年4月まで154個の中古ドメインを定期購入、鋭意継続中である。
課題
クライアント求人サイトにおいて2種類のキーワードで安定してGoogle検索1位とする事を目標にSEO施策を実施していたが、安定せず。
特に競合サイトと比較して高品質な外部リンクの獲得が困難であったため、リユースドメインとの定期購入契約以前よりサテライトサイト施策を実施。
2022年1月時点で39サイト運用し、一定の効果を挙げていた。
しかし、利用したドメインはDR平均5程度と低く。1サイトにおける効果は限定的であり、多数のサイトを運用しなければ更なる効果を挙げる事は難しい状況となっていた事が課題であった。
施策対象
・北海道の特定業種のクライアント求人サイト
※本記事中ではサイトAと呼称する
施策目標
2種類の複合キーワード(地域名+特定業種名)で定常的にGoogle検索1位とする
施策内容
購入した高ランクドメインを利用し、以下の2つの外部施策を行った。
1.サテライトサイト施策
2022年2月の定期購入後より2ヵ月の開発期間を経て、2022年4月に14サイトをリリース。
その後も毎月定期的なリリースを行い、2023年4月時点で計72サイトとなる。
定期購入後にサテライトサイトへ利用したドメインのDR平均は20.3(小数第二位四捨五入)となる。
2.リダイレクト施策
2022年4月~6月に効果検証のため、テスト対象サイトに対して計16ドメインのリダイレクト設定実施。
一定の効果が見込めたため、2022年7月にサイトAを対象として1ドメインのリダイレクト設定実施。
サテライトサイト同様毎月定期的な設定を行い、2023年4月時点で計17ドメインとなる。
こちらの利用したドメインのDR平均は59.2(小数第二位四捨五入)と非常に高い。
リダイレクト施策の注意点として、低品質な被リンクもそのまま引き継いでしまい、効果が相殺してしまったり、場合によってはペナルティとなる事がある。
そのため、ahrefsなどのツールを利用し、追加する被リンクを監視。時には低品質な被リンクを否認するなどの施策が必要である。
施策結果
・2022年2月~2022年12月
グラフ1.検索順位推移(横軸日付、縦軸検索順位)
施策を開始した2022年について上記グラフのような結果となった。
サテライトサイト開発期間である2022年3月には一時4位と落ち込むも、2022年4月のサテライトサイトリリース後は順調に順位を伸ばしている事がわかる。
リダイレクト施策を行った2022年7月以降は2位以下に落ち込む事がほぼ無くなり、1位と2位の変動のみとなった。
・2023年1月~2023年4月
グラフ2.検索順位推移(横軸日付、縦軸検索順位)
2023年に入ってからは2月に少し落ち込むも、更に順位を伸ばし、3月後半から4月にかけては1位と安定しており、クライアントも満足する結果となった。
特に、加味するリダイレクト本数の指標値が決定したため、安定した結果を得る事が出来るようになった点が結果に繋がったと考えられる。
SEO施策は早期に結果が出ない物であるため、長いスパンで施策を実施し、PDCAサイクルとして改善しつつ回して行く事が重要である。
2022年から2023年まで継続して施策を続けた結果として実を結んでいる事からもわかる通り。
この成果を維持するために、引き続きリユースドメインより購入したドメインをそれぞれの施策に充てて維持管理して行きたい。
リユースドメインを選んで良かった事
複数のドメイン事業者からリユースドメインを選定して良かった事として以下の内容が挙げられる。
- 弊社のSEO施策内容とドメイン選定基準を理解した上でそれに見合ったドメインをお勧めして頂ける事
- 弊社のSEO施策内容とドメイン選定基準を理解した上でそれに見合ったドメインを前向きに調達して頂ける事
- 弊社のSEO施策内容とドメイン選定基準を理解した上で業界の第一人者(中澤様)と定期的に意見交換が出来る事
この内容からわかる通り、非常に顧客に寄り添った対応をして頂けており。
ドメイン購入だけではなく、知識に無いSEO施策をご提案して頂ける事もあり、その逆で、弊社からリアルなSEO施策事例やデータを提供する事もあり両社Win-Winな関係を築けている。
また、SEO施策担当者としてはまだまだ未熟である私に対してもフラットな目線で会話をして頂ける事にもとても感謝している。
※弊社から提供したデータについてはクライアント了承の上、公開可能な範囲のみである
検索順位で1位を安定して達成出来た
顧客、及び当社が狙っている指定のキーワード2件で、安定して、検索順位1位をもぎ取る事に、成功しました。
最後に
今回の成功事例を受けて、今後も株式会社Rはリユースドメイン社と協業し、ドメイン購入に関するノウハウや運用方法・SEO施策を研究・開発し続けることで、クライアントへより効果的なWEBマーケティング施策を展開していく所存です。
また、リユースドメイン社との連携も更に強化し、お互いの強みを最大限に活用しながら、顧客満足度の向上やビジネス成長に寄与できるよう努めて参ります。
最後に、代表取締役社長という多忙な立ち位置であるにも関わらず、弊社との窓口担当者として密なサポート対応をして下さった中澤様に感謝の意を表し、終わりの言葉とさせて頂きます。
株式会社R エンジニア
佐藤 一成